中医アロマセラピーとは

 中医学とアロマセラピーという二大植       物療法を融合したものが中医アロマセラピーです。 

 

 中医学とは、3000年以上の歴史を経て今日に伝えられたもので、人々が古くから体験してきた多種多様な症状と、それらに対する治療経験を蓄積することによって体系立てられたものです。病気になる前に病気を予防する「未病先防」の予防医学です。

 また中医学では、肉体と精神を大自然の中のひとつの事象としてとらえます。多種多様な症状が出現する背景には、一人一人の体質やその人が暮らす土地の気候や風土なども関係していると考え、その原因を突き詰め、改善しようというものです。

 中医学とアロマセラピーを融合させることで、一人一人の不調の原因や体質を見極め、植物の力によって、自然の一部である人間の自然治癒力を高め、自然の恵みによる予防、改善を目指します。

 

<トリートメントの流れ>

 まずは中医学の四診(望診・聞診・問診・切診)と基本的な考え方である陰陽五行学説により、おひとりおひとりの体質を見極めます。

 次に診断の結果によってトリートメントの方針を決定しますが、この時中医アロマセラピーでは、中医学で用いる生薬や漢方薬の代わりに、同じ100%天然の、香り高いエッセンシャルオイルやキャリアオイルを使います。

 症状や体質によって選んだオイルの心地よい香りの中で、ツボや経絡を取り入れたオイルトリートメントを行います。


 中医アロマセラピーが他のトリートメントと異なる点は、ソフトタッチのオイルトリートメントによってリラクゼーションを味わうことができるのはもちろん、エッセンシャルオイルが皮膚から吸収されることにより、血流に乗って各臓器に働きかけるので、一度に深く長く効果を得られることです。